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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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Memento Mori【res:】

1回生の時にもらったテキストを探していて、偶然懐かしい本を見つけた。



「完全自殺マニュアル」



中学時代に入手した本だった。

本当にそのマニュアルどおり実行してこの世におさらばした人も続出したというすごい本で、一時は物議を醸しバッシングもすごかったらしい。
調べたところによると今はどうやら発禁を逃れ18Rとして販売されてはいるようだ。





本屋で付けられるカバーが嫌いで、すぐに剥がして捨てていた俺なのに、その本だけは未だカバーがかけられたままだった。
多分親の目を気にしていたんだと思う。
元町・海文堂の白地に黒い船の意匠とロゴ。
その背表紙と表紙、裏表紙の縁がこすれてけばだっている。
そう、何度も読んだ。
端から端まで、幾度も。





あのころの俺がこの本で得たもの。
人はいつだって死ねる、という安堵感。
選べる死、が存在するということ。
そして、死に対する恐怖。
この手の中に、死への切符が握られている。
死へと走る列車にいつでも飛び乗れる切符。
そう考えると
「絶対自殺なんてしない」
と思えた。
こんなに簡単に人は死ぬ。
安易な方へ流たがる自分が嫌いだった。
きっと俺は死ぬにはまだ絶望が足りない、と。



今も昔も自殺願望はない。
なかったと思う。
死を切望はしなかった。
ただ
死を想うことはしょっちゅうだった。
昔、コンタは
「おまえのピアスの穴あけってさ、リスカと同じだと思うんだよね」
と言った。
ピアスの穴で死ぬ人間はいないしリスカで本当に死ねる人間も少ない。
でも自傷が発展して自殺に至る可能性を内包するというなら、それはそうかもしれない。
自分の目の前に常に停車した死に向かう車両に乗ってみては飛び降りる子供じみたゲーム。



死にたいと思ったことはない。
でも
逃げたいと思ったことはある。


死にたいと思ったことはない。
でも
生きたくないと思ったことはある。



大学に入ったころはよく「俺は30ぐらいで人生終了したいねん」
といっていた。
自殺はしたくない。多分俺はヘタレだし無理。
でも、ただもう人間なんてつまらないと思ってた。
生きていくのが面倒だった。
こんな面倒臭がりな人間に自殺なんて絶対無理、ただ
「30ぐらいで気化して消えてしまわんかなぁ」と思ってた。
痛くない、しんどくない、そんな方法で存在を消したい。
それぐらい俺に見えていた世界はつまらなかった。
死にたくない、でも消えたい。
そんなことは絶対かなわないからこそ、そう思っていただけなのかもしれない。



今では、長生きをしたいとまでは思わないにしろ、もうちょっと生きていてもいいか、と思えるようになっている。
なかなか世の中捨てたもんじゃない。

でも
できたら今が人生の折り返し地点であればいいと思う。




神様がいるのなら、このへんのニーズに答えてほしいものだ。
生きたいのに生きられなかった人たち。
生きられるのに生きなかった人たち。

世の中うまくいかない。





試験直前。
フル稼働する左脳、こういう時に限って思索はめぐる。


今日は、死に至る道を示した本を傍らに、死を想ってみた。




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コメント
この記事へのコメント
【res:】
■hanaさん■どわ。俺自然にコメントレス付けてないよ。ごめんなさい。某所にてうだうだ書いたおかげですっかりレスしたつもりになってました(笑)
綺麗事じゃない、善悪という定規では量れないぐらいの気持ちがこもった言葉というのはあるもんですね。 hanaさんのおっしゃる知人さんの言葉は俺でもグッときました。
俺にもそういう言葉はあります。
初めて藤原氏のサイトに行ってみました。へぇ、こんなトコあったんだ。
えっとすごく話が逸れますが
法哲学だったかの授業で(うろ覚え)葬制について助教授が話してくれたことがあって。
「死人」を「死体」にするためのイニシエーションとしての葬制、みたいな話だったんだけどとても興味深くてノートにすごいいろんなことを書き込んだ記憶があるんですが、藤原氏ってそういうものを写してるんじゃないかな、などともやもや考えてみたり。
ああだめだ。
hanaさん相手だと話しすぎる俺・・・w

2006/07/11(火) 08:16:46 | URL | 恋児 #-[ 編集]
メメント・モリ=死を想えという言葉で思い出すのは、
やはり例の(日本では)有名な藤原新也の写真集です。
わたしが幼い頃に出た本ではありますが、
親が持っていたので久しぶりに出してみました(写真集の方)。沈黙の重さを感じます。

『完全自殺マニュアル』は、出たときに購入して、やはり、恋児さんのように、
この方法でなら、かなりの確立で死ねる(いざとなったら)。
という”安堵感”と
わたしはここまで思い詰めてないな。
という”冷めた気持ち”を抱きました。
たぶん、それが筆者にとっても正しい読み方だったんだろーなーと、大人になったいまでは思います。

わたしが一番消えたかった(死にたかったわけではありません)ときに、最も有効だったのは、
「本気で死にたいなら、いますぐうちに電話してきて首に縄を巻きなさい。わたしが踏み台を蹴倒してあげる。なんならあなたの足を引っぱりに行ってあげる。
自殺幇助という罪に問われてもいいぐらい、わたしはあなたにとっての最良を願っている」
という知人の言葉でした。

……そう言われて死ねるほどの覚悟がなかったら、自力では死ねませんよね。
友達を犯罪者にするぐらいなら恥を抱えたまま生きてるほうがいいな、と思いました。
ほんと、自力で命を絶つのは難しい。
不意の事故で死んだ友人のこと、縊死した友人のことを思うと、そのときどきで羨ましいような、悲しいような気持ちになるのですけれども。

でも、恋児さんがこの場にいてくれてよかったな~と、
身勝手にも思ってしまいます。
ごめんなさい。
このブログを読んで勝手に救われています。

以上、戯れ言、というか譫言です。
ごめんなさい。
2006/07/01(土) 02:06:04 | URL | hana #H0DgfQi.[ 編集]
【res:】
■ちとせ■俺もバイク友達2人事故で亡くしてるからさ。自分以外の死って、すごく辛いんだけどね、自分のことに関してはひどく無神経で。俺の母親さ、いまだに「臓器提供カード」に同意のサインをくれんのよ。それに似てるのかな。自分の存在の重さを客観視できるまではまだまだかかりそうです、俺。

■アコさん■めっちゃ意外やった。アコさんて結構がつがつ生きてるイメージあったから。
アコさんが思う自分の価値と俺から見るアコさんの価値は明らかに違う。俺は本当にアコさん失くしたくないもん。まぁ俺よりははるかに「家族」が必要としてくれてるんだからもぅ心配はいらないでしょうがw
自殺マニュアル買って奥さんにみつかったら奥さんめちゃ怒るやろなぁ・・・多分蹴られると思いますwそれにきっと、「生きる」ということを認識できてるアコさんにもうこの本はいりませんヨ。

■すずさん■実際買ってもなかなか死ねないと思います。というかね、本当にすごい力で死にたいと思ってる人はこんな本なくても死んでます。
死への渇望は大抵、ないものねだりだからこそ成り立つんだと思います。
「さぁこれでいつでも死ね」といわれたら誰でもちょっと立ち止まって自分を見つめなおすんでしょうね。
ちなみに俺も太く短く人生を終えたいタイプです。織田信長ぐらいで手をうちたい。

■あきぱん■アコさんも言ってるけど守るもの、自分を必要としてくれる人ができると生き方変わるんだと思うよ。実際俺だってコンタとつきあうようになってから、自分という存在が誰かの人生に影響を与えてることを意識しだしたよ。
第一まだヤりつくしてない!(ナンダソレ)

■secret-T■4セットですかwせめて3セットで簡便して下さいw80年なんてちょっと無理っぽいです、俺がどんなに変わっても・・・w
俺の場合何セット20年を繰り返しても俺という人間自体が変わらない限りつまんない青い時代をすごすんだろうなぁ、と思います。実際俺、20歳までの20年間より、20歳からのたった3年の方が密度が濃くて、生きてる実感を伴ってるもので・・・w

■どんこ■すげぇな。何がすげぇってその医者らしからぬ発言もそうだが、子供の時にそういう本を読んでたどんこも大したもんだ。
死ぬことって、やっぱり生と背中あわせなんだよな。生について考えると自動的に死についても考えざるをえないし、死に直面したり死を望んだりすると生きるということについて考えざるを得ない。
すべてが終わってしまったら楽だ。でも悲しいかな世の中はそんなに楽に生き抜けない。
ホント生きるって修行だ。
生きて功徳を積む世なり。

■ゆうこ■自ら望む死を語ることって本当はすごく浅薄なんだよね。俺はこのブログを通じて、とあるブロガーさんの死を知ったんだよ最近。死の寸前までブログを書いてた。最後の記事は友達になにかあったら、と託したものだった。
まだ若い、前途があって家庭もある彼の死を前にすると本当にこんな記事不謹慎すぎるんだよ、ほんとうは。
ゆうこの感じた死への恐怖の前では俺の幻想なんて児戯に等しい。
あれ?これレスじゃないよね?w

■そら■がむしゃらに生きてるそらなんて想像できない。叱咤する友達はそらのことが好きなんだろうけどきっとそらが分かってないだろうね。がむしゃらに生きなくてもこのひとはいざとなったら生に未練たらたらなんでしょうから。自分が思うよりあなたは割り切れてないひとだよ。

■けいさん■う。俺は今ひそかに小4のけいさんを窓から引き剥がしてくれた子供に感謝したりしてますヨ!けいさんと出会えてよかったって思いますもんw
>絶対の逃げ道が隣に用意されてると思えば大抵のコトがどうにでもなる気がしてる
コレ、コレなんですよ、俺が言いたかったのは!(笑)
あー、すっきりした。
死ぬ気があればなんでもできる、ってヤツですね。なんでもできるかどうかは疑問だけど。
いろんな可能性と出会いが待ってるこの人生、もう少し楽しむのも悪くない。
ですよね?w

2006/06/30(金) 08:35:51 | URL | 恋児 #-[ 編集]
自殺かぁ…
小4の時に苛められて「もういい、わかった!!死んでやるッ!!!!」って学校4階の飛ぼうとしたことはあります。
必死に窓から引き剥がされたので飛んでませんが=33

それ以降、死にたいと思ったコトはないけれど死んでもいいと思うようになった。
「私はいつでも死ねる」
ホントに死ねるかは甚だ疑問だけど、この考えはずっと消えてないです。
絶対の逃げ道が隣に用意されてると思えば大抵のコトがどうにでもなる気がしてる。
2006/06/30(金) 01:46:53 | URL | けい #HQqHXCfI[ 編集]
買って、数日後には母親に捨てられていました。

時々、無性に読み返したくなるときがある。
買った当時私は、これは『自殺なんてするもんじゃない』と啓発している本だと思ってた。

でも、これを傍らに自殺してゆく人が多発してるって時に、自分の娘がこの本を買って帰ってきたら、母親も気が気じゃなかったのでしょう。

最近、友達に『もっと生にしがみついて、がむしゃらに生きなくちゃ駄目』って叱咤されました。私、死相でも出てるのかしら?
2006/06/29(木) 09:45:49 | URL | sora #-[ 編集]
自殺マニュアルの本、私も読みたかったんだ~数年前までは。

20歳までは死んじゃいたいとか消えたいって思ってた。

でもさ、私痛いこと嫌いでさ~w死ぬにしてもどっかから落ちても痛いし、車にひかれても痛いし、なんか痛くなく死ねる方法ないかな~って思ってその本読みたかったんだ。

でもね、ある日死に繋がるような病気かもしれないって医者に言われて、すんごい凹んで急に死ぬのが怖くなったんだ。そん時やっぱ私ヘタレだ~って思ったw(検査したらその病気じゃなかったんだけどね。(^^ゞ)

今は、死にたいって思うことはあんまりなくなった。けど、たま~にそう思うことがあっても、その病気の検査した時に作られたキズ見て立ち直ってる。(^^ゞ

なんか今回の日記は共感しちゃった。(^^ゞ


そうそう、前の日記のコメントのことなんだけど、私がしてる恋…飛び込むにはまだ早いんだ。私が変わらないとダメらしいw今、必死こいて変わろうと努力してる最中なの。(^^ゞ


あらら、ちょ~長くなっちゃったw
ごめんなさい!m(__)m
2006/06/28(水) 17:36:30 | URL | ゆうこ #KPE40tuU[ 編集]
・・・・
子供の時に読んだ本で
『自殺して死ぬ人はヘタレじゃない。
だらだら生きることよりよっぽど勇気がいる。』
と自殺した死体の前で言いはなつ医者の言葉があった。

そうおもう。
自殺できる勇気がありゃとっくの昔にしてるさ。
そう思ってる人もおおいんじゃないかなぁ・・・・
2006/06/28(水) 09:08:32 | URL | どんこ #-[ 編集]
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
2006/06/27(火) 21:03:18 | | #[ 編集]
そんな本があるのかー。知らなかった・・・。^^;

あきぱんは・・・何度か死を考えたことあるかも。
自殺する勇気なんてないんだけどね。
ただ、生きているのがつらかった時期が何度か
あったなぁ★
すぐ、リスカやってしまう時期もあった。
「もうやめよう。」「やっちゃだめだ。」そう思っても
やっちゃう・・・。
本当に死にたいと思ったら、もっと深く切ればいい。
なのにできない自分。なんて矛盾してるんだ・・・。
って思ってた。
生きたくても生きられない人だっているのに、
アタシ何やってるの?って。

それをやめさせてくれたのが今の旦那。
真剣に叱って、真剣に向き合ってくれた。
当時のあきぱんは、ホント心が弱かったなぁ。って
今になったら、「何てバカだったんだ。」って
当時のこと振り返られるけど、当時は、切ることで
苦しみや悲しみから逃げて、そこでしか安堵の気持ちを
得ることができなかった。ホント病んでたなぁ。。。

今は、子供ができて、こうして幸せな毎日を送ることができて、「命があってよかった」 「長生きしたい」
そう思う。
2006/06/27(火) 19:53:39 | URL | あきぱん #-[ 編集]

友達は持っていたけれど、本屋で背表紙を見ただけで終わった本。
今では買わなくてよかったと思ってる。シャレにならなかったかもしれない。

うちの旦那は、5歳にして、人生を諦めた男。
その頃から死について考えて、定期的に不眠症。
それでも死ぬことだけは考えなかったらしい。
やっと少し幸せを感じられるようになったので、
短く天寿を全うしたいそうです。

死について考えると、生を強烈に意識します。
そうやって、生きて行く自分を取り戻す時間を与えられているのかもしれない。

2006/06/27(火) 15:12:48 | URL | すず #-[ 編集]
ふむふむ…。

俺は昔から自殺願望があります。
でもそれは自殺願望じゃなかったのだな、と、この日記見て思った。
俺もヘタレなもんで、死ぬ度胸なんてない。
でも、俺っていう存在は別に必要ない、生きててもしょうがない、消えてしまいたいと思うことは多々ある。

んー。「死にたい」っていうより「いらない」なんだよね。自分に対しての価値が低いから。

でも今は嫁さんがいるし、子供だって生まれてくる。今は自分のことを「いらない」と思うことはないなー。俺の大事なもの№1と№2が俺を必要としてくれている(タブン…)からなー。

「頑張らない」スタンスで日々生きて、「頑張った」と評価する、気楽な毎日を過ごしておりますわ。

追伸:「完全自殺マニュアル」俺も非常に読みたかった本だが、やはりヒトの目が気になって、結局買えなかった。今も家族の目が気になって、買えずじまい…。
2006/06/27(火) 10:00:24 | URL | アコギスト #-[ 編集]
ナルホドね。。
私は母親を亡くしたとき、友人をなくしたときに「死」というものを意識したよ。
彼等を失ったときは絶望のどん底にいる気がしたけど、身近に、生きたくても生きられなかった人の存在が多かったのは私にとってすごく良かったと今では思ってる。

私もよく、逃げたいと思う。実は今もそう(笑)
でも、逃げてちゃ進まないからさ。頑張って生きていきます。それを見届けてもらうんだ。

…恋児くんの言いたいこととずれちゃったけども…なんだかなー
2006/06/27(火) 08:40:30 | URL | ちとせ #cL7PnxO2[ 編集]
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